現代において必要なことは、
人間尊重の思想の在るべき正しい姿、
合理的精神のあるべき正しい考え方、
民主主義社会の倫理のあるべき正しい行為の仕方を、
私たち自身でよく考えてみることである。
他人から教えられた思想は、そのままでは、自分の思想とはならない。
他人の精神を、そのまま、自分の精神とするわけにはゆかない。
他人から与えられた倫理は、そのままでは、自分の行為の原理とはならない。
どこが間違っており、どこが正しいか。
自分で改めて考えなおしてみるということなしには、思想というものも、精神というものも、倫理というものも、実は存在しないのである。
上の言葉は山崎正一さんの思想であり精神であり、倫理である。