世界政府の展望 日本平和学会編(2003年11月刊)より
当時(第二次大戦後)、世界連邦政府に影響を与えていた要因として戦後新たに制定された新日本国憲法、なかんずく第9条の戦争放棄条項がある。
すなわち、もし日本が交戦権を放棄するならば、日本の安全を保障する終極的な最善の方法は「世界連邦」を創設し、法により世界の平和を確保する体制を作り上げる以外にない、との考えである。
高柳賢三や笠信太郎が繰り返し指摘するように、日本国憲法第9条は、世界連邦を想定することによって、はじめて可能であり、現実性をおびた憲法となりうるのである。
2024年現在、法による戦争放棄が可能であれば、、、
アフガニスタンやイラク戦争の時、国連の役割が機能せず戦争に至りました。ロシア・ウクライナ代理戦争も同様の気がします。
現実はエリート層の計画通りではなく、未計画な進み方をしているように思います。着地点は一体どうなるのか?
ぼくらの子供たちの時代が今より良い世界で生きれるように。