パタンのダルバール広場は、地図をご覧いただくとわかるのですが、南北方向に長い一帯のことを指しています。
東側には王宮と王宮寺院が並び,王宮の一部は博物館になっています。
西側にはビムセン寺院、ヴィシュワナート寺院、クリシュナ寺院、ジャガナラヤン寺院、ハリシャンカール寺院、もうひとつのクリシュナ寺院が並んでいます。
上記写真のビムセン寺院について
ビムセンとは叙事詩「マハーバーラタ」に出てくる英雄でのことで、現在では職人や商人の神として祀られています。
地震の影響で工事中だった為、中には入れませんでした。
ネパールの宗教建築物はパゴダ様式、シカラ様式、ストゥーパ様式に大別されます。ダルバール広場にある木造建築はすべてパゴダ様式で、ビムセン寺院も複数の屋根を重ねた形状となっております。
パタンのダルバール広場は1979年にカトマンズ盆地として世界遺産に認定されています。
上記写真は旧王宮(Royal Palace)で、現在パタン博物館として公開されています。
クリシュナ寺院(Krishna Temple)
ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身であるクリシュナを祀っている寺院です。17世紀にシカラ様式の形で建てられたものです。
ヴィシュヌ神は神鳥ガルーダに乗るので、手前にガルーダの像が立っています。ガルーダとは人の想像よりも速く動くことができるという概念を持った、想像上の神鳥だそうです。
振り返ると夕日に照らされたパタンのダルバール広場の間から神聖な山が見ることができました。